金星 太陽面通過
                                     次回は2117年
前日の仕事で帰宅したのが午前2時過ぎ。
朝6時起きという超寝不足でカーテンをめくると、曇。残念と思うなか、もう少し寝れるとの喜びを感じつつ起床。
ふらつきながらも撮影機材のセッティング完了し、トーストとベーコンエッグ、コーヒーを駆込みテレビを見ると高山での雲越しの第1触の様子を放送している。名古屋もこの後晴れてくるとの有難い予報も出ている。
8時半過ぎ、期待の晴れ間が西の方からやって来る。上空に広がった高積雲を東へと追いやっていく。
そして、ついに晴れた快晴。その後終了まで雲ひとつない快晴が続いた。
ちなみに暑かったので、海岸にいるような格好でいたら、日焼けで真っ黒になってしまった。
少し背中が痛い。









雲が去って、早速望遠鏡を太陽に向ける。「どえりゃでっけーがや」と声が出てしまう。金星自体、数え切れないほど望遠鏡で眺めたが、こんなデッケー金星初めてだ。前回の日面通過2004年6月8日は悪天候で太陽すらまともに見えなかったので、今回初めて見る日面通過。ということは内合で、地球に一番近い距離になるから当然大きく見える。角度にして約1分。肉眼でも丸い姿が見えるサイズだ(視力1.0以上)。よく見ると黒点もイッパイある。話では知っていたが、黒点と比べても金星の姿は余りにも黒い。真っ黒だ。黒点のそばを通過する金星も押さえておこう。
日食メガネを使い、肉眼で眺めたイメージ。
実際覗いたらこんな感じだった。黒く丸い小さな点がかろうじて分かるレベルで、興味の無い人がみても何にも面白くないだろう。
でも私には新鮮で、興味深い姿である。
第3触
台風が南岸を通過した影響か、強風が吹いている。
望遠鏡の視野がかなり振られるが、止まった瞬間を狙い、シャッターを切る。
下の写真も同様である。

FC100 оr18mm
キスデジX
第4触

太陽面から金星が離れるところです。
分かるでしょうか。
撮影風景です。
左から500mm望遠レンズ
c5(眼視用)
FC100(拡大撮影用)
ちなみに泡のでる冷たい飲み物を飲みながらの撮影は最高です。でも飲みすぎて、トイレが近くなって撮影チャンスを逃さないように。
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